キャリアオイル20種類の効能一覧。あなたにおすすめのキャリアオイルはコレ!

キャリアオイル効能一覧
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アロママッサージにかかせないのが「キャリアオイル」。

キャリアオイルとは、植物の種子や果実から得られる植物油のことで、お肌に直接つけることができます。肌への浸透性が高く、また栄養価も高いことから、マッサージオイルのベースとして利用されます。

一般的にはベースオイルと呼ばれることも多いですが、アロマテラピーの世界では、ブレンドした精油の成分を皮膚の内部に届けるのを助けてくれることから、「Carrier(=運ぶ)oil」と呼ぶことが多いです。

この記事では、代表的な20種類のキャリアオイルの効能を一覧にしてご紹介します。経験上、人気の高いと思われるオイルから記載するようにしています。

キャリアオイル選びの参考にしてみてください!

目次

キャリアオイル効能一覧(全20種類)

ホホバオイル

ホホバオイル

ホホバオイルは皮脂に非常に近い構造を持った液体ワックスです。すべての肌タイプに適した万能なキャリアオイルです(厳密にはオイルではなくワックスに分類されます)。ビタミンEが豊富で、抗酸化作用が高く、ニキビの予防や皮脂のバランスを整える効果が期待できます。サラッとした軽いテクスチャー(感触)が特徴で、肌の奥まで素早く浸透します。
とても使用感の良いキャリアオイルで、もっとも人気の高いオイルの一つです。迷ったときは、ホホバオイルを選ぶと良いでしょう。

原料となる植物:ホホバの種子
主産地:アメリカ(アリゾナ州、カリフォルニア州)、アルゼンチン
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:ほぼ無臭

ホホバオイルの効能、肌への作用
  • 天然のビタミンEとB群が豊富で、強い抗酸化作用により肌の酸化を防ぎ、若々しい肌を保護します。
  • 皮脂のバランスを整え、過剰な皮脂の分泌を抑制します。ニキビの予防にも効果的です。
  • 軽いテクスチャーでありながら優れた浸透力を持ち、肌の奥まで潤いを届けます。
  • 抗炎症作用があり、肌荒れや炎症を鎮めます。
  • 紫外線による肌へのダメージを軽減し、肌本来のバリア機能を守ります。
おすすめの肌質

すべての肌質に有効、特に脂性肌

スイートアーモンドオイル

スイートアーモンドオイル

スイートアーモンドオイルはアーモンドの種子から抽出された無色透明な植物油です。お肌への刺激が少なく、保湿効果が高いのが特徴です。赤ちゃんにも使えるほどマイルドで、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめできます。ビタミンEやオレイン酸を多く含み、保湿性と浸透性に優れています。
ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養分が豊富で、お肌の乾燥、かゆみ、疲れ、トラブルなどにとても効果があります。ホホバオイルと並んで、非常に人気の高いキャリアオイルの一つです。

原料となる植物:アーモンドの種子
主産地:地中海地域(スペイン、イタリア)、アメリカ(カリフォルニア)
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:ほとんど無臭、またはわずかにナッツの香り

スイートアーモンドオイルの効能、肌への作用
  • オレイン酸とリノール酸のバランスが良く、肌のバリア機能を強化します。
  • ビタミンEやビタミンB群が豊富で、フリーラジカルから肌を守り、細胞の酸化を防ぎます。
  • 亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが肌の再生と修復を促進します。
  • プロテインやアミノ酸が肌の弾力を高め、ハリのあるお肌に導きます。
  • 抗炎症作用のあるフィトステロールを含み、敏感な肌を穏やかに鎮静します。
  • βカロテンが肌のターンオーバーを促進し、くすみを改善します。
おすすめの肌質

乾燥肌、敏感肌、老化肌

グレープシードオイル

グレープシードオイル

グレープシードオイルは、ブドウの種子から抽出された植物油です。抗酸化作用の高いポリフェノールやビタミンEを豊富に含み、肌の老化防止にも効果があります。また、リノール酸(オメガ6)の含有量が植物油の中でも高く、約70%を占めています。さっぱりとした使用感で肌への吸収が早く、べたつきが少ないのが特徴です。ニキビ肌や脂性肌の方にも適しており、毛穴の引き締め効果も期待できます。
比較的安価なため、ボディマッサージなどの広範囲の用途によく利用されます。

原料となる植物:ブドウの種子
主産地:フランス、イタリア、スペイン
抽出方法:低温圧搾法
:淡い緑色
香り:ほぼ無臭

グレープシードオイルの効能、肌への作用
  • プロアントシアニジンが強力な抗酸化作用を発揮し、活性酸素から肌を守ります。
  • リノール酸がセラミドの生成を促進し、肌のバリア機能を強化します。
  • オリゴプロアントシアニジン(OPC)が、コラーゲンとエラスチンの結合を保護し、肌の弾力を維持します。
  • ビタミンEとビタミンCの相乗効果により、紫外線による酸化ダメージから肌を守ります。
  • 細胞の再生を促し、肌のターンオーバーを正常化します。
おすすめの肌質

混合肌、老化肌、脂性肌

アルガンオイル

アルガンオイル

アルガンオイルは、「砂漠の黄金」と呼ばれ、モロッコでは古くから美容に利用されてきました。ビタミンEの含有量が一般的な植物油にくらべて2〜3倍高く、必須脂肪酸も豊富に含まれています。さらに、ポリフェノールやスクワレンなどの抗酸化成分も含まれており、高いアンチエイジング効果が期待できます。浸透力が高く、べたつきを感じさせない使用感で、近年では「奇跡のオイル」として注目を集めています。

原料となる植物:アルガンツリーの実
主産地:モロッコ
抽出方法:低温圧搾法
:ゴールド
香り:ナッツの香り

アルガンオイルの効能、肌への作用
  • 必須脂肪酸が豊富で、肌の細胞膜を強化し、バリア機能を高めます。
  • ビタミンEの含有量が高く、強力な抗酸化作用で肌の老化を防ぎます。
  • スクワレンやポリフェノールが肌の酸化を防ぎ、紫外線によるダメージから肌を保護します。
  • コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を改善します。
  • 細胞の再生を促し、肌の修復を助けます。
おすすめの肌質

乾燥肌、老化肌

アプリコットカーネルオイル

アプリコットカーネルオイル

アプリコットカーネルオイルは、アプリコット(あんず)の種子から抽出された植物油です。軽い使用感のオイルで、ビタミンAやビタミンE、必須脂肪酸を含み、肌への浸透性が高いのが特徴です。特に目元や首元など、デリケートな部分のケアに適しています。すべての肌タイプに使用でき、敏感肌の方にも安心して使用できます。

原料となる植物:アプリコットの種子
主産地:トルコ、イラン、地中海地域
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:やや甘い香り

アプリコットカーネルオイルの効能、肌への作用
  • ビタミンAとカロテノイドが豊富で、肌のターンオーバーを促し、くすみを改善します。
  • γ-トコフェロール(ビタミンE)が高い抗酸化作用を発揮し、肌の老化を防ぎます。
  • オレイン酸とリノール酸のバランスが良く、肌の保湿を整えます。
  • ビタミンKが微小循環を促進し、クマやむくみを改善します。
  • フィトステロールが肌を落ち着かせ、炎症を抑えます。
  • 軽い分子構造により素早く浸透し、必要な栄養を角質層まで届けます。
おすすめの肌質

乾燥肌、敏感肌、混合肌

ローズヒップオイル

ローズヒップオイル

ローズヒップオイルは、ローズヒップ(野バラの実)から抽出された植物オイルです。ビタミンA、C、E、必須脂肪酸を豊富に含み、肌の再生力を高め、シミや小じわの改善、保湿効果が期待できます。特に乾燥肌や老化肌に適しています。傷跡やストレッチマークのケアにも効果的です。

原料となる植物:ローズヒップの種子
主産地:チリ、アルゼンチン、南アフリカ
抽出方法:低温圧搾法
:オレンジがかった赤色
香り:少し酸味のある香り

ローズヒップオイルの効能、肌への作用
  • 天然のビタミンCが豊富で、メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを予防します。
  • トランスレチノイン酸が肌の再生を促し、傷跡やストレッチマークを改善します。
  • 必須脂肪酸が細胞膜を強化し、肌のバリア機能を高めます。
  • リコピンやβカロテンが抗酸化作用を発揮し、紫外線から肌を保護します。
  • ビタミンEとCの相乗効果により、コラーゲン生成を促し、しわの改善に効果的です。
  • 強力な抗酸化作用を持つ成分が肌の老化を防ぎます。
おすすめの肌質

老化肌、敏感肌、ダメージ肌

マカダミアナッツオイル(マカデミアナッツオイル)

マカダミアナッツオイルは、マカダミアナッツの種子から抽出された植物油です。人の皮脂に近い組成を持っており、肌になじみやすく、べたつきにくいのが特徴です。オレイン酸やパルミトレイン酸を多く含んでおり、肌を柔らかく保ちつつ、しっとりと保湿します。また、ビタミンEの抗酸化作用が、お肌の若々しさを保つのに役立ちます。乾燥した肌や老化肌におすすめです。敏感肌の方にも適しています。

原料となる植物:マカダミアナッツの種子
主産地:オーストラリア、南アフリカ、ハワイ
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:わずかにナッツの香り

マカダミアナッツオイルの効能、肌への作用
  • パルミトレイン酸が皮脂を補い、年齢とともに失われる肌の潤いを保ちます。
  • オレイン酸が豊富に含まれ、肌の柔軟性と弾力性を高めます。
  • スクアレンが肌のバリア機能を強化し、水分の蒸発を防ぎます。
  • フィトステロールが細胞の再生を促し、肌の修復を助けます。
  • ビタミンEとセレンが抗酸化作用を発揮し、肌の老化を防ぎます。
  • リノール酸が適度に含まれ、肌の保湿バランスを整えます。
おすすめの肌質

乾燥肌、老化肌

ピーチカーネルオイル

ピーチカーネルオイルは、桃の種子から抽出された植物油です。ビタミンAやビタミンE、オレイン酸を豊富に含んでおり、軽い使用感が特徴です。保湿性が高く、肌への浸透が早いため、乾燥肌や敏感肌のケアに適しています。また、抗炎症作用があり、肌のトラブルを防ぎ、なめらかな肌に導きます。

原料となる植物:桃の種子
主産地:中国、地中海地域
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:軽いフルーティな香り

ピーチカーネルオイルの効能、肌への作用
  • α-トコフェロール(ビタミンE)が豊富で、強力な抗酸化作用を発揮します。
  • オレイン酸とリノール酸が理想的なバランスで含まれ、肌の保湿力を高めます。
  • プロアントシアニジンが抗炎症作用を発揮し、肌を落ちつかせます。
  • 植物性ステロールが細胞の再生を促し、肌の修復を助けます。
  • ビタミンA(レチノール)が含まれ、肌のターンオーバーを促進します。
  • フラボノイドが紫外線から肌を保護し、老化を防ぎます。
おすすめの肌質

敏感肌、乾燥肌

ココナッツオイル

ココナッツオイルは、ココナッツの果肉から抽出される植物油です。通常は白色で固体ですが、体温ほどの温度で溶けます。中鎖脂肪酸(特にラウリン酸)を含み、抗菌・抗炎症作用があります。肌にすばやく浸透し、保湿効果が高く、乾燥肌やかさつきを防ぐのに効果的です。ヘアケアにも有効で、ドライヘアの改善や頭皮の保湿にも役立ちます。

原料となる植物:ココナッツの果肉
主産地:フィリピン、インドネシア、インド
抽出方法:低温圧搾法
:透明から白
香り:ココナッツの甘い香り

ココナッツオイルの効能、肌への作用
  • ラウリン酸(約50%)が強い抗菌・抗炎症作用を発揮し、ニキビや肌トラブルを防ぎます。
  • 中鎖脂肪酸が角質層に浸透し、深い保湿効果をもたらします。
  • カプリル酸とカプリン酸が真菌の増殖を抑制し、皮膚の健康を維持します。
  • ビタミンEと抗酸化物質がフリーラジカルから肌を保護します。
  • 紫外線から肌を保護し、シミの予防に役立ちます。
  • 植物性ステロールが肌の再生を促し、傷の治癒を早めます。
おすすめの肌質

乾燥肌、荒れ肌

アボカドオイル

アボカドオイルは、アボカドの果肉から抽出された植物油です。ビタミンA、D、E、K等の脂溶性ビタミンが豊富で、高い保湿力と栄養価を持っています。特に乾燥肌や老化肌のケアに適しており、肌の再生を促進する効果があります。やや重めのテクスチャーで、主に夜のスキンケアやボディケアに向いています。

原料となる植物:アボカドの果肉
主産地:メキシコ、中央アメリカ、南アフリカ
抽出方法:低温圧搾法
:緑がかった黄色
香り:ほぼ無臭

アボカドオイルの効能、肌への作用
  • 約70%を占めるオレイン酸が肌の柔軟性を高め、お肌をしっかり保湿します。
  • ビタミンAとD3が豊富で、肌の再生、ターンオーバーを促進します。
  • ステロール類がコラーゲンの生成を促し、肌のハリと弾力を改善します。
  • マグネシウムが肌の代謝を活性化し、くすみを改善します。
  • 他の美容成分の浸透を助け、より効果的なスキンケアを可能にします。
  • ビタミンEの抗酸化作用がエイジングケア効果を高めます。
おすすめの肌質

乾燥肌、老化肌

カレンデュラオイル(マリーゴールドオイル)

カレンデュラオイルは、マリーゴールド(和名:キンセンカ)の花から抽出された植物油です。カロテノイドやフラボノイドを多く含み、抗炎症作用や傷を治す効果が高く、敏感肌や荒れた肌のケアに適しています。ニキビや湿疹などの肌トラブルの改善にも効果的です。赤ちゃんの肌にも使える優しい性質を持っています。

原料となる植物:カレンデュラ(マリーゴールド)の花
主産地:ヨーロッパ、アジア
抽出方法:インフューズドオイル(浸出油)
:黄色、オレンジ色
香り:ハーブの香り

カレンデュラオイルの効能、肌への作用
  • 抗炎症成分であるフラボノイドが肌荒れや炎症を抑えます。
  • カロテノイドが皮膚の修復と保護をサポートし、傷や湿疹の回復を早めます。
  • 優れた保湿作用により、乾燥肌を柔らかく保ち、しっとりさせます。
おすすめの肌質

敏感肌、荒れ肌、乾燥肌

セサミオイル(ゴマ油)

セサミオイルは、ゴマの種子から抽出された植物油です。ビタミンE、セサミン、リグナンなどの抗酸化成分を豊富に含み、エイジングケアに効果があります。また、オレイン酸やリノール酸が、肌の保護と保湿を促進します。軽いテクスチャーで肌にすばやく浸透し、乾燥した肌をしっとりと潤します。敏感肌や肌荒れが気になる方にも適しています。
ちなみに、食用のゴマ油は抽出方法が異なります。スキンケアには使用しないでください。

原料となる植物:ゴマの種子
主産地:インド、アフリカ、中東
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:ほぼ無臭

セサミオイルの効能、肌への作用
  • 抗酸化作用のあるセサミンとビタミンEが、肌を酸化ストレスから守り、老化を予防します。
  • リノール酸とオレイン酸が、肌のバリア機能を強化します。
  • 高い保湿力により、乾燥した肌を柔らかく保護し、しっとり保ちます。
  • ビタミンEとB群により、弾力のある肌に導きます。
おすすめの肌質

乾燥肌、老化肌、敏感肌

ククイナッツオイル

ククイナッツオイルは、ハワイ原産のククイの実から抽出された植物油です。必須脂肪酸やビタミンA、C、Eを豊富に含み、高い保湿力と浸透力を持ちます。紫外線からの保護効果があり、日焼けによるダメージケアにも効果的です。軽いテクスチャーで、べたつかずに肌のバリア機能を高めます。

原料となる植物:ククイナッツの種子
主産地:ハワイ
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:軽いナッツの香り

ククイナッツオイルの効能、肌への作用
  • リノール酸、オレイン酸が乾燥肌に深い潤いを与え、ダメージ肌を修復します。
  • べたつきにくい軽い質感で、肌にすばやく浸透します。
  • 傷ついた肌や日焼け後のケアに効果的で、肌の再生プロセスをサポートします。
  • 抗酸化作用があり、お肌を健康に保ちます。
おすすめの肌質

乾燥肌、ダメージ肌、敏感肌

ヘーゼルナッツオイル

ヘーゼルナッツオイルは、ヘーゼルナッツから抽出された植物油です。収れん作用があり、皮脂のバランスを整える効果に優れています。ビタミンE、必須脂肪酸を含み、さっぱりとした使用感が特徴で、ニキビ肌や脂性肌に適しています。また、ビタミンEやフィトステロールの抗酸化作用が、肌の老化を防ぎます。

原料となる植物:ヘーゼルナッツの種子
主産地:トルコ、イタリア、フランス
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:軽いナッツの香り

ヘーゼルナッツオイルの効能、肌への作用
  • リノール酸が皮脂のバランスを整え、脂性肌や混合肌に効果を発揮します。
  • 軽くさらっとしたテクスチャーで、毛穴を詰まらせず、肌に素早く浸透します。
  • ビタミンEの抗酸化作用が肌の若々しさを保ち、エイジングケアに役立ちます。
  • 収れん作用がお肌を引き締め、キメを整えます。
おすすめの肌質

脂性肌、混合肌、老化肌

イブニングプリムローズオイル(月見草オイル)

イブニングプリムローズオイル(月見草オイル)は、月見草の種子から抽出された植物油です。γ-リノレン酸を豊富に含み、肌の炎症を抑える効果があります。また、女性ホルモンのバランスを整える作用があるため、生理前のホルモンバランスの乱れによる肌荒れや、更年期の肌トラブルにも有効です。

原料となる植物:イブニングプリムローズ(月見草)の種子
主産地:北アメリカ、ヨーロッパ
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:少しクセのある香り

イブニングプリムローズオイルの効能、肌への作用
  • γ-リノレン酸が炎症を抑え、敏感肌や荒れやすい肌に効果を発揮します。
  • ホルモンバランスを整え、女性の健康や月経前症候群(PMS)のケアに役立ちます。
  • 保湿成分が乾燥肌をしっかりと潤し、肌の柔軟性を高めます。
  • リノール酸の働きにより、皮膚のバリア機能をサポートし、保護効果を高めます。
おすすめの肌質

敏感肌、乾燥肌、老化肌

ウィートジャームオイル(小麦胚芽オイル)

ウィートジャームオイルは、小麦の胚芽から抽出された植物油です。ビタミンEが非常に豊富で、抗酸化作用に優れています。エイジングケアや乾燥肌のケアに適しており、特にしわのケアや弾力の低下が気になる肌に効果を発揮します。ビタミンEやオレイン酸を豊富に含んでおり、肌の保湿や柔軟性を高める作用があります。

原料となる植物:小麦の胚芽
主産地:アメリカ、カナダ、ロシア
抽出方法:低温圧搾法
:濃い琥珀色
香り:ほのかに穀物の香り

ウィートジャームオイルの効能、肌への作用
  • 豊富なビタミンEが肌の老化を防ぎ、しわやたるみを予防します。
  • リノール酸やオレイン酸が肌の弾力を保ち、滑らかで健康的な質感をサポートします。
  • 保湿力が高く、肌を柔らかくし、しっとりとした肌を維持します。
  • ビタミンB群が肌のバリア機能を強化し、ダメージから肌を守ります。
おすすめの肌質

乾燥肌、老化肌

カメリアオイル(椿油)

カメリアオイル(椿油)は、つばきの種子から抽出される植物油です。オレイン酸を豊富に含み、肌への浸透性が高く、べたつきが少ないのが特徴です。保湿力が高く、抗酸化作用もあり、肌のバリア機能を強化するため、乾燥肌や老化肌に効果を発揮します。敏感肌にも優しく使えます。

原料となる植物:つばきの種子
主産地:日本、中国、韓国
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:軽いフローラルな香り

カメリアオイルの効能、肌への作用
  • オレイン酸が肌の保湿力を高め、乾燥した肌をしっとりと保ちます。
  • 軽い質感でベタつかず、肌に素早く浸透して自然なツヤを与えます。
  • 髪や頭皮にも優れた保湿効果を発揮し、髪にツヤを与えてダメージから守ります。
  • ビタミンAと植物性スクワランが肌の柔らかさを保ち、弾力を改善します。
おすすめの肌質

乾燥肌、老化肌

キャスターオイル(ヒマシ油)

キャスターオイル(ヒマシ油)は、トウゴマの種子から抽出される植物油です。リシノール酸を主成分とし、抗炎症作用や抗菌作用があります。非常に粘性が高いオイルで、髪やまつげ、眉毛のケアなどに利用されます。保湿効果が高く、乾燥肌や荒れたお肌を集中ケアするのにも適しています。ヒマシ油は、便秘解消などの伝統的な治療にも使われています。

原料となる植物:トウゴマの種子
主産地:インド、ブラジル、中国
抽出方法:冷圧搾法
:透明から淡黄色
香り:ほぼ無臭

キャスターオイルの効能、肌への作用
  • リシノール酸が肌の水分保持力を高め、お肌を柔らかく保ちます。
  • 粘性が高く、髪やまつげ、眉毛に使用すると保湿の効果を長時間持続させることができます。
  • 抗菌作用があり、荒れた肌の修復を助けて、すこやかな状態に保ちます。
  • 必須脂肪酸が肌を温め、柔軟性を高めます。
おすすめの肌質

乾燥肌、荒れ肌

サンフラワーオイル(ひまわり油)

サンフラワーオイルは、ヒマワリの種子から抽出された植物油です。ビタミンEやリノール酸が豊富で、肌の保湿や抗酸化作用に優れています。抗炎症作用もあるため、荒れた肌の修復にも効果があります。また、肌を刺激しにくいため、敏感肌の方でも使うことができます。べたつきが少なく肌なじみが良いため、全身のスキンケアに適しています。

原料となる植物:ひまわりの種子
主産地:ウクライナ、ロシア、アルゼンチン
抽出方法:低温圧搾法
:淡黄色
香り:軽いナッツの香り

サンフラワーオイルの効能、肌への作用
  • ビタミンEの抗酸化作用が、肌の酸化ダメージをやわらげます。
  • リノール酸を多く含み、ベタつかず、軽い質感で肌にすっと浸透します。
  • 高い保湿力で肌のバリア機能をサポートします。
  • 皮膚の柔らかさと滑らかさを保ち、乾燥を防ぎます。
おすすめの肌質

敏感肌、脂性肌、混合肌

ブラッククミンシードオイル

ブラッククミンシードオイルは、クミン科のハーブから抽出される植物油です。主に中東や地中海地域で栽培されています。強力な抗酸化作用と抗炎症作用を持ち、ニキビやアトピー性皮膚炎などの肌トラブルに効果があります。ビタミンやミネラル、必須脂肪酸も豊富に含まれています。保湿力が高く、肌の再生を促す効果もあり、敏感肌の方にも安心して使えるオイルです。

原料となる植物:ブラッククミンの種子
主産地:エジプト、インド、中東
抽出方法:低温圧搾法
:深い琥珀色
香り:スパイシーでハーブのような香り

ブラッククミンシードオイルの効能、肌への作用
  • 抗酸化物質として知られるチモキノンが、肌のトラブルや酸化ストレスを防ぎます。
  • 強力な抗炎症作用があり、にきびや赤みを抑え、敏感肌やトラブル肌をサポートします。
  • 肌の免疫力を高め、外部の刺激から守ります。
  • 豊富なリノール酸が肌のバリア機能を強化し、水分保持力を高めます。
おすすめの肌質

敏感肌、トラブル肌

おわりに

いかがでしたか?

ご自身の肌質(乾燥肌やトラブル肌など)や、改善したいこと(ニキビケアやエイジングケアなど)を考慮の上、ベストなキャリアオイルを選んでみてください。

種類が多すぎて迷ってしまう場合は、まずはホホバオイル、スイートアーモンドオイルからスタートしてみましょう。一度ためしてみると、「もう少し軽いテクスチャー(触感)のほうがいいな」とか「もう少しリッチで栄養分が高いものがいいな」など、いろいろな感想が出てくると思います。

ご自宅でのスキンケアに、お休み前の優雅なひとときに、ぜひアロママッサージをおためしください!

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

著者プロフィール
元AEAJアロマテラピーインストラクター。エッセンシャルオイルの貿易実務に20年以上たずさわってきました。海外のアロマの文献などもチェックしています。

参考文献:
「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著 フレグランスジャーナル社
「精油の安全性ガイド(上巻、下巻)」ロバート・ティスランド著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー事典」パトリシア・デービス著 フレグランスジャーナル社
「エッセンシャルオイル総覧2007」三上杏平著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー検定テキスト(1級、2級)」鳥居鎮夫監修 社団法人日本アロマ環境協会
「アロマテラピーの事典」林真一郎著 東京堂出版
「キャリアオイル事典」レン・プライス著 東京堂出版
「アロマテラピー図鑑」佐々木薫監修 主婦の友社
「女性によく効くアロマセラピー」鮫島浩二著 主婦の友社
「アロマテラピーの事典」篠原直子著 成美堂出版
「はじめてのアロマテラピー」佐々木薫監修 池田書店
「はじめる、楽しむ アロマテラピー」石原裕子監修 永岡書店
「アロマテラピーバイブル」塩屋紹子監修 成美堂出版

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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