家族の健康をサポート!喉の痛みに効くアロマオイル5選

喉の痛みに効くアロマオイル
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寒くなってくると、どうしても喉(のど)の痛みや違和感を感じやすくなりますよね。
家族全員が元気で過ごせるように、自然な方法でケアしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、喉の痛みに効果の高いアロマオイル5種類を取り上げ、その効果や家庭でできる簡単なケア方法をご紹介します。家族みんなでリラックスしながら、アロマテラピーを健康に活用してみましょう!

目次

喉の痛みに効果的なアロマオイル5選

ティーツリー(ティートリー) ~抗菌・抗炎症で知られるパワフルなオイル~

ティーツリー

ティーツリーはオーストラリア原産の植物で、古くから抗菌・抗ウイルス作用が高いことで知られています。主成分であるテルピネン-4-オールが細菌やウイルスの増殖を抑えるとされており、風邪やインフルエンザの季節の感染予防に役立ちます。また、ティーツリーの優れた殺菌、消毒作用がのどの炎症を抑え、体の免疫力を高めて、風邪に負けない体をサポートをしてくれます。

ティーツリーのアロマスプレーを室内に噴霧したり、アロマディフューザーでお部屋にひろげると、抗菌成分が空気中の雑菌の繁殖を抑え、のどの痛みのもととなる菌を退治してくれます。

また、うがいの水やマウスウォッシュに1滴加えることで、のどのトラブルの予防に効果が期待できます。使用時は必ず水で薄めて使うようにし、決して飲み込まないように注意してください。

ユーカリ ~すっきり爽やかな呼吸をサポート

ユーカリ

ユーカリは呼吸器系への効果が注目されているアロマオイルで、1,8-シネオールという成分を主成分としています。1,8-シネオールは、鼻やのどの粘膜をすっきりさせ、痰を出しやすくするため、風邪や咳によるのどの不快感を和らげるのに適しています。

例えば、ユーカリを用いた蒸気吸入は非常に効果的です。熱湯にユーカリオイルを2~3滴加え、タオルをかぶって蒸気を吸い込むことで、呼吸がしやすくなり、のどの違和感も軽減されます。マスクに数滴染み込ませて、それをかけて過ごすのも良いでしょう。しみとおるようなスッキリとした香りで、爽快な気分を味わえますよ。

お子様にはユーカリ・ラディアータがおすすめ

「ユーカリ」というと、特にことわりがない場合はユーカリ・グロブルスを指すのが一般的ですが、お子様に使う場合はユーカリ・ラディアータがおすすめです。1,8-シネオールの含有量が低く、香りがおだやかなのが特徴です。刺激が少ないので、お子様にも安心してお使い頂けます。
どちらのオイルを使う場合も、お子様が飲んだりしないように十分に注意してください。

ラベンダー ~リラックス効果で痛みを和らげる~

ラベンダー

ラベンダーにはリナロールや酢酸リナリルが含まれており、これらの成分が持つ鎮静作用や鎮痛作用、抗炎症作用が痛みの緩和に役立ちます。また、リラックス効果により副交感神経が優位になることで、免疫機能も高まりやすくなるため、風邪の症状があるときのケアにぴったりです。

例えば、ラベンダーオイルをホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルで薄め、胸元やのどに塗って就寝すると、痛みを和らげ、香りに包まれながら穏やかに眠りにつくことができます。緊張がほぐれることで、体が回復しやすい状態に導かれるのもラベンダーの強みです。

レモン ~体に活力を与える免疫ブースター~

レモン

レモンオイルには体に活力を与える強壮剤、強心剤としての作用があり、免疫力の強化が期待されるほか、リモネンという成分が気持ちを明るくさせ、リフレッシュ効果も与えてくれます。リモネンには殺菌作用や消毒作用もあるため、風邪の予防やのどの健康維持にも役立ちます。

レモンオイルを加えたアロマスプレーでリビングや玄関を香らせると、家族全員が帰宅後に安心してリラックスできる空間が作れます。殺菌効果とともに、爽やかな香りで心も体もリフレッシュできるのがレモンの魅力です。

ペパーミント ~清涼感で喉をリフレッシュ~

ペパーミント

ペパーミントの主要成分であるメントールは、清涼感が強く、のどの違和感や不快感をリフレッシュしてくれる効果があります。メントールには鎮痛効果もあり、のどの炎症を和らげるのにも役立ちます。

例えば、ペパーミントをお湯に1滴加え、蒸気を吸入をすることで、イガイガしたのどがスッキリ爽やかになります。朝のケアとしてもおすすめです。注意点として、メントールは刺激が強いので、できるだけ少量から使用するようにしてください。

たったこれだけ!今日から家族で実践できる簡単アロマケア

喉の痛み

のどに直接作用するアロマ蒸気吸入法

風邪の症状が出始めたときや、のどがイガイガする際におすすめのケア方法です。洗面器に熱湯を注ぎ、ユーカリティーツリーペパーミントを2~3滴加えます。すぐにタオルをかぶって蒸気を吸い込みます。のどをしっかりと潤しつつ、炎症の元となる風邪の菌を殺菌しましょう。

マグカップに熱湯をそそいで精油を1~2滴加え、その蒸気を吸い込む方法も手軽でおすすめです。蒸気とともにアロマ成分が鼻やのどの奥に浸透し、スッキリとした感覚が得られます。むせやすいので、喘息のある人は注意して行ってください。

おやすみ前の塗るアロマオイル

夜のリラックスタイムに最適な方法です。ラベンダーとキャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイル)をブレンドし、胸元やのどに優しく塗り込むと、ラベンダーの成分が不快な痛みを和らげ、香りがゆったりとした眠りへと導いてくれます。肌に優しいキャリアオイルと混ぜて使うことで、香りを長時間楽しめる上、肌の乾燥も防げます。

加湿器でアロマ空間づくり

空気が乾燥するとのどの負担が増えるため、お部屋で使う加湿器にティーツリーユーカリの精油を加えるのもおすすめの方法です。加湿器がアロマオイルに対応していない場合は、吹き出すミストが目に見えるタイプの超音波式アロマディフューザーを使うと良いでしょう。蒸気が乾燥を防ぎながら、アロマの抗菌、抗ウイルス成分をお部屋にひろげ、空気の浄化や風邪予防に役立ちます。冬の間、寝室に置くとのどの乾燥対策にもなり、心地よい香りでリラックスしながら眠れます。

玄関の消毒スプレーにアロマをプラス

外から帰ったときの除菌は、家族全員の習慣にしたいものです。玄関にラベンダーティーツリーを加えたアルコール消毒スプレーを常備し、手の除菌とともに爽やかな香りを楽しみましょう。家に入るときにホッとできる瞬間が増えるはずです。

寝室でゆったりアロマディフューザー

寝室にラベンダーユーカリのアロマディフューザーを置き、心地よい香りに包まれながら休むと、リラックス効果で安眠へとつながります。定期的に香りを変えたり、気分に合わせた香りを楽しんでください。

ご注意ください ~自然療法だけでは限界がある~

アロマテラピーは自然療法です。ナチュラルな精油を使って健康をサポートするものとして大変役立ちますが、すべての症状に対応できるわけではありません。症状がひどい場合や、長期間痛みや違和感が続く場合は、必ず医療機関での受診を検討してください。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

アロマテラピーは、家族の健康をサポートしてくれる心強いパートナーです。のどの痛みを和らげるだけでなく、心身のリラックスにも役立つため、忙しい日常の中で心の休息を取るのにぴったりですね。

日々の生活で簡単に取り入れられるアロマケア。ぜひ、ご紹介した方法を試して、家族の笑顔と健康を守ってください!

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

著者プロフィール
元AEAJアロマテラピーインストラクター。エッセンシャルオイルの貿易実務に20年以上たずさわってきました。海外のアロマの文献などもチェックしています。

参考文献:
「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著 フレグランスジャーナル社
「精油の安全性ガイド(上巻、下巻)」ロバート・ティスランド著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー事典」パトリシア・デービス著 フレグランスジャーナル社
「エッセンシャルオイル総覧2007」三上杏平著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー検定テキスト(1級、2級)」鳥居鎮夫監修 社団法人日本アロマ環境協会
「アロマテラピーの事典」林真一郎著 東京堂出版
「キャリアオイル事典」レン・プライス著 東京堂出版
「アロマテラピー図鑑」佐々木薫監修 主婦の友社
「女性によく効くアロマセラピー」鮫島浩二著 主婦の友社
「アロマテラピーの事典」篠原直子著 成美堂出版
「はじめてのアロマテラピー」佐々木薫監修 池田書店
「はじめる、楽しむ アロマテラピー」石原裕子監修 永岡書店
「アロマテラピーバイブル」塩屋紹子監修 成美堂出版

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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