アロマオイルの効果で花粉症シーズンを乗り切る!簡単活用術を徹底解説

アロマで花粉症のシーズンを乗り切る
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毎年、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみに悩まされる花粉症。外出時はマスクが手放せず、仕事や家事にも集中できず、気分がどんよりしてしまいますよね。

「薬だけに頼るのは不安」、「もっと自然な方法で対策したい」と感じている方におすすめなのが、アロマオイル(精油)です。ユーカリやペパーミントなど、アロマの力を上手に活用すれば、花粉症のつらい症状を和らげる効果が期待できます。

この記事では、花粉症に効果的なアロマオイルや、日常生活での簡単な使い方をご紹介します。忙しい日でも手軽に試せる方法ばかりです。ぜひ参考にしてみてください。

目次

アロマオイルで花粉症対策!自然の力を味方に

花粉症に悩む女性

アロマテラピーの花粉症への効果

アロマテラピーは、植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を活用し、心身の健康をサポートする自然療法です。

アロマの香りはリラックス効果のためだけではありません。花粉シーズンに特有の、鼻づまりや目のかゆみ、のどの違和感などの不快な症状を和らげるのにも役立ってくれるのです。

例えば、ユーカリは呼吸器系に作用し、炎症を鎮め、呼吸を楽にします。ペパーミントはスッキリとした清涼感で気分を楽にしてくれますし、ティーツリーは免疫力を高めてくれます。

アロマを上手に活用することで、体のバランスを整え、症状の軽減をサポートしてくれます。

香りの力で自律神経を整える

ストレス社会において乱れがちな自律神経は、花粉症の症状を悪化させる一因となっています。アロマオイル(精油)の香りには交感神経と副交感神経のバランスを整える作用がありますので、結果として花粉症の症状の緩和にもつながります。

例えば、ラベンダーやベルガモット、スイートオレンジなどの香りは、緊張を和らげて、心身をリラックスさせてくれますし、ローズマリーやペパーミントの香りは、自律神経を刺激し、心身を活性化させてくれます。

これらのアロマをうまく取り入れることで、自律神経の乱れを整え、花粉症の症状の悪化を防ぐことができます。

花粉症に効果的なアロマオイル5選

ユーカリ・グロブルス

ユーカリ・グロブルス

ユーカリ・グロブルス精油には1,8-シネオールという成分が豊富に含まれており、抗炎症作用や去痰作用に優れています。鼻の通りをよくし、痰を切りやすくして、呼吸を楽にする効果が期待できます。特に鼻づまりや喉の不快感を軽減するのに役立ちます。蒸気を吸入する方法が効果的です。

お子さまには、よりマイルドで刺激が少ないユーカリ・ラディアータ精油がおすすめです。

ペパーミント

ペパーミント

ペパーミント精油にはメントールが多く含まれており、冷却作用と抗炎症作用を兼ね備えています。スッキリとした香りが気分をリフレッシュさせ、花粉による頭痛や集中力低下にも効果的です。マスクに染み込ませて使う方法がおすすめです。

ラベンダー

ラベンダー

ラベンダー精油にはリナロールや酢酸リナリルが含まれ、リラックス効果や抗炎症作用に優れています。心を落ち着け、心身のバランスを整えることで、ストレスからくる症状の悪化を防ぎます。気管支炎やせき、喉の痛みなど、呼吸器系の症状にも効果的です。

ティーツリー

ティーツリー

ティーツリー精油にはテルピネン-4-オールが豊富に含まれており、強力な抗菌・抗ウイルス作用があります。免疫力をサポートし、風邪や感染症予防にも役立ちます。また、抗炎症作用にも優れており、肌のかゆみや赤みを抑える効果も期待できます。

レモン

レモン

レモン精油にはリモネンが主成分として含まれており、空気を浄化し、気分を明るくする働きがあります。また、抗酸化作用があり、免疫力の向上をサポートします。レモンの香りの持つリフレッシュ効果により、花粉症の不快感を軽減し、心地よい環境を作るのにも役立ちます。

オフィスや家庭で使える!アロマオイルの活用法

マスクを利用する

オフィスや外出先でアロマオイルを活用する際は、マスクを利用する方法が最も効果的です。使い捨てマスクの外側(肌に触れない部分)に精油を1滴たらしてマスクを使うことで、アロマの香りや成分をしっかりと感じることができます。ユーカリペパーミントを使うと、気分もスッキリして、呼吸もラクになります。

また、アロマスプレーを作り、マスクに軽く吹きかける方法もおすすめです。50mlのスプレーボトルに少量(5-10ml)の無水エタノールを入れ、精油10滴ほど落としてよく混ぜ、最後に精製水を加えれば完成です。香りを楽しむ以外に、マスクの除菌にもなります。乾いてから使用しましょう。

マグカップで蒸気吸入する

マグカップを使った蒸気吸入法も簡単で効果的です。マグカップに熱いお湯を注ぎ、ユーカリ精油を2~3滴たらして、蒸気とともに香りを吸入します。この方法は、鼻づまりやのどの違和感にとても効果的で、抗炎症作用や去痰作用をもつ成分が鼻やのどをすっきりさせ、呼吸をラクにしてくれます。

ティッシュやハンカチに1~2滴垂らして香りを嗅ぐだけでも、気分をスッキリ、リフレッシュさせることができます。

就寝時のアロマ活用法:質の良い睡眠で花粉症に強い体づくり

ティッシュやコットン、アロマストーン、アロマディフューザーなどを利用する

良質な睡眠は、花粉症への抵抗力を高める重要な要素です。就寝時のアロマの活用は、心身をリラックスさせ、優しく深い眠りへと導いてくれます。ラベンダーカモミール・ローマンスイートオレンジベルガモットなどには穏やかな鎮静作用があり、就寝の際のリラックスタイムに最適です。

簡単に香りを楽しむには、ティッシュやコットン、素焼きのアロマストーンを使いましょう。アロマオイルを染み込ませて、枕元に置くだけです。ときどき、ふわっと香りを感じる程度が良いでしょう。

アロマディフューザーやアロマライトなどの器具を使うと、お部屋に香りをひろげることができます。ゆっくりと深い呼吸を心がけることで、副交感神経が優位になり、自然な眠気を促します。質の良い睡眠は、翌日の花粉症状の緩和にもつながり、心身の健康維持に大きく貢献します。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
アロマテラピーは花粉症対策にも活用できます。アロマのナチュラルな力で、鼻づまりやのどのかゆみなどを軽減しつつ、リラックスして快適に日々を過ごすことができます。花粉シーズンもアロマで前向きに乗り切りましょう!

著者プロフィール
元AEAJアロマテラピーインストラクター。エッセンシャルオイルの貿易実務に20年以上たずさわってきました。海外のアロマの文献などもチェックしています。

参考文献:
「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著 フレグランスジャーナル社
「精油の安全性ガイド(上巻、下巻)」ロバート・ティスランド著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー事典」パトリシア・デービス著 フレグランスジャーナル社
「エッセンシャルオイル総覧2007」三上杏平著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー検定テキスト(1級、2級)」鳥居鎮夫監修 社団法人日本アロマ環境協会
「アロマテラピーの事典」林真一郎著 東京堂出版
「キャリアオイル事典」レン・プライス著 東京堂出版
「アロマテラピー図鑑」佐々木薫監修 主婦の友社
「女性によく効くアロマセラピー」鮫島浩二著 主婦の友社
「アロマテラピーの事典」篠原直子著 成美堂出版
「はじめてのアロマテラピー」佐々木薫監修 池田書店
「はじめる、楽しむ アロマテラピー」石原裕子監修 永岡書店
「アロマテラピーバイブル」塩屋紹子監修 成美堂出版

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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