アロマオイルで洗濯をもっと楽しく!ナチュラルな香り付けの簡単テクニック

アロマオイルで洗濯を楽しく
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毎日の洗濯にもアロマオイル(精油)が使えるでしょうか?
答えはもちろん「イエス」です!

「洗濯物に自然な香りを付けたい」
「部屋干しの臭いをなんとかしたい」
そんなときには、ぜひナチュラルなアロマオイルを活用しましょう。

アロマオイルを使うことで、洗濯が単なる家事から癒しの時間へと変わります。洗剤や柔軟剤の人工的な香りが嫌いな方にも、おすすめですよ!

この記事では、忙しいときでも取り入れやすい簡単な方法をご紹介いたします。
安全に使うための注意点もあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

簡単!日常に取り入れられるアロマオイル洗濯TIPS

洗濯物にふんわり香りを付けたい!

アロマで洗濯

洗濯物に自然な香りをつけたい場合は、すすぎのタイミングでアロマオイル(精油)を加える方法がおすすめです。最終すすぎの際にアロマオイルを2~3滴加えることで、衣類全体に優しい香りがふんわりと広がります。

そのまま滴下しても良いのですが、精油は水に溶けにくいですし、気になる方はごく少量の無水エタノールに混ぜてから使用すると、より均一に香りが広がります。

私自身もラベンダーをよく使用していますが、衣類を身につけた瞬間に、自然な香りに癒されるのを実感しますよ。

香りを長持ちさせるコツとしては、洗濯後の乾燥時に直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しすることです。香りの種類はお好みで選べますが、リラックス効果を求めるならラベンダーゼラニウム、爽やかな香りにはレモンなどがおすすめです。

部屋干し臭を防ぎたい!

アロマで部屋干し臭を防ぐ

雨の日や梅雨の時期に気になるのが部屋干し臭です。部屋干し臭の原因は、衣類に雑菌が繁殖してしまうこと。洗濯物が乾くまでに時間がかかるので、どうしても菌が繁殖しやすいのです。もちろん、そんなお悩みにもアロマオイル(精油)が活躍します。

やり方はとても簡単。重曹大さじ1に、殺菌作用の高いアロマオイルを3〜4滴混ぜて、洗濯機に入れます。洗剤はいつも通りに使いますが、量は少し減らしても大丈夫です。重曹が汚れを落としつつ、アロマオイルの殺菌作用で雑菌の繁殖を抑え、イヤなにおいを防ぎます。

重曹には皮脂汚れや油汚れを落とす作用があるほか、消臭の効果もあります。ただ、溶け残ると詰まりの原因にもなりますので、入れすぎには注意が必要です。

おすすめの精油としては、殺菌効果の高いラベンダーユーカリです。爽やかな柑橘系のレモングラスも殺菌作用にすぐれ、雑菌の繁殖や臭いを防ぐのに適しています。

柔軟剤の代わりにナチュラルなアロマオイルを使いたい!

アロマで柔軟剤

市販の柔軟剤には強い香りや合成化学成分が含まれていることが多く、敏感肌の方や小さなお子様がいる家庭では使用を控えたいと思うこともあるでしょう。そんなときにおすすめなのが、アロマオイル(精油)を使ったナチュラル柔軟剤です。自然由来の成分で衣類をふんわり仕上げながら、心地よい香りも楽しめます。

作り方は簡単で、水200mlクエン酸大さじ2グリセリン大さじ2を溶かし、アロマオイルを20滴ほど加えるだけです。空のペットボトルなどに作り置きしておき、1回に30ml~50mlを柔軟剤投入口に入れて使います。繊維が柔らかくなり、静電気も軽減されます。天然アロマのやさしい香りが衣類にほのかにつき、柔軟剤独特の強い香りが苦手な方にも安心です。

おすすめの香りとしては、レモングレープフルーツが親しみやすく、洗い上がりが爽やかになります(ただし、オイルの色が濃い場合は、色移りの可能性があるので避けます)。ゼラニウムは優雅で甘い香りが特徴で、気分を明るくしたいときに最適です。また、リフレッシュ効果を求めるならペパーミントもおすすめです。天然の柔軟剤で衣類をケアしつつ、日常にさりげない癒しを取り入れてみてはいかがでしょうか。

洗濯槽のにおい対策に!アロマオイルで簡単ケア

アロマで洗濯槽の臭い対策

洗濯物のにおいが気になるとき、原因は衣類だけでなく洗濯槽の汚れやカビにあることが少なくありません。定期的な洗濯槽のメンテナンスは清潔な洗濯を保つために重要です。そこでおすすめなのが、アロマオイルを活用した簡単な洗濯槽クリーニングです。自然な香りを楽しみながら、抗菌・消臭効果も期待できます。

方法はとても簡単。洗濯槽に重曹100gを入れ、アロマオイルを10滴~20滴ほど加えて、洗濯物を入れず、標準コースで洗濯機を回すだけです。これにより、洗濯槽内の汚れやカビを浮かせて洗い流すことができます。重曹のかわりに過炭酸ナトリウムを使えば、より汚れが落ちやすくなります。

抗菌・消臭におすすめの精油は、強い抗菌作用を持つティーツリーや、清涼感のある香りでリフレッシュできるユーカリです。特にティーツリーは、頑固な臭いや雑菌の繁殖を抑えるのに非常に効果的です。もちろん、同時に使っても構いません。古くなったオイルの消費にも良いでしょう。

月に1〜2回程度のメンテナンスを習慣にすれば、洗濯槽のにおいを防ぎ、日々の洗濯もより快適に。自然の力で清潔さと心地よさを両立させましょう。

知っておきたい!アロマオイルを洗濯に使用するときの注意点

アロマオイルは洗濯に手軽に取り入れられる一方で、正しい使い方を知らないと衣類を傷めたり、思わぬ事故につながることがあります。快適に香りを楽しむためにも、いくつかの注意点を押さえておきましょう。

精油の色によってはシミに注意!

精油は油分を含んでいるため、衣類に直接つけるとシミの原因になることがあります。特に、濃い色の精油は使用しない方が良いでしょう。また、シルクやウールなどデリケートな素材に対しては、精油の使用は避けたほうが無難です。

タオルや衣類にアロマオイルが付着したまま乾燥機に入れるのは危険!

洗濯物にアロマオイルを使用した後、乾燥機を使う際には特に注意が必要です。精油は揮発性が高く可燃性を持つため、衣類にオイルが残った状態で乾燥機に入れると、火災の原因になる恐れがあります。
万が一を防ぐためにも、洗濯にアロマオイルを使用した場合は、自然乾燥を選ぶことをおすすめします。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
アロマオイルを洗濯に取り入れることで、衣類に自然な香りをつけたり、部屋干し臭を防いだりすることができます。どれも簡単で、気軽に実践できるものばかりです。ぜひ、今日から心と暮らしを豊かにするアロマ洗濯を試してみてください!

著者プロフィール
元AEAJアロマテラピーインストラクター。エッセンシャルオイルの貿易実務に20年以上たずさわってきました。海外のアロマの文献などもチェックしています。

参考文献:
「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著 フレグランスジャーナル社
「精油の安全性ガイド(上巻、下巻)」ロバート・ティスランド著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー事典」パトリシア・デービス著 フレグランスジャーナル社
「エッセンシャルオイル総覧2007」三上杏平著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー検定テキスト(1級、2級)」鳥居鎮夫監修 社団法人日本アロマ環境協会
「アロマテラピーの事典」林真一郎著 東京堂出版
「キャリアオイル事典」レン・プライス著 東京堂出版
「アロマテラピー図鑑」佐々木薫監修 主婦の友社
「女性によく効くアロマセラピー」鮫島浩二著 主婦の友社
「アロマテラピーの事典」篠原直子著 成美堂出版
「はじめてのアロマテラピー」佐々木薫監修 池田書店
「はじめる、楽しむ アロマテラピー」石原裕子監修 永岡書店
「アロマテラピーバイブル」塩屋紹子監修 成美堂出版

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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