道具なしでも大丈夫!簡単&お手軽なアロマオイルの使い方7選

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「アロマに興味はあるけど、道具とか持ってないし・・・」
「アロマディフューザーって高くてなかなか手が出ないよね・・・」
そんなふうに思っていませんか?

アロマオイル(精油)さえお手元にあれば、高価な道具などなくても、いろいろな方法で香りを楽しめます。この記事では、いますぐに実践できる、簡単&お手軽な方法を7つご紹介いたします。

目次

いますぐ試せる! 道具なしの簡単アロマ活用法

瓶から直接嗅ぐ方法

アロマオイルの瓶から香りを嗅ぐ女性

アロマオイルを楽しむ最も手軽な方法のひとつが、瓶から直接香りを嗅ぐことです。特別な準備をする必要がなく、キャップを開けるだけでアロマの豊かな香りを楽しむことができます。

ストレスや疲れを感じたとき、車やバスで乗り物酔いをしたとき、試験や仕事の前に集中したいときなどに最適です。瓶を開け、精油の香りを深くゆっくりと吸い込むことで、気持ちをリフレッシュ、あるいはリラックスした状態へと導いてくれます。

リラックスしたいときにはラベンダースイートオレンジ、気分のすぐれないときにはペパーミントユーカリ、集中したいときにはローズマリーレモンなどの香りが役立ちます。

ティッシュやコットン、ハンカチで香りを楽しむ

ハンカチとアロマ

ティッシュやコットンに1〜3滴のアロマオイル(精油)を垂らし、そばに置くだけで、簡単にアロマテラピーが楽しめます。特に就寝前の安眠対策として、枕元に置くのが効果的です。ラベンダーオレンジカモミールなどがおすすめです。

また、人混みや電車で気分が悪くなったときにも、この方法が役立ちます。ハンカチに染み込ませたペパーミントレモンの香りをさりげなく嗅ぐことで、不快感を軽減し、心を落ち着けることができます。ハンカチなら持ち運びもしやすいため、外出時にも便利です。

精油の種類によっては、ハンカチに色(染み)がつく場合がありますので、気になる場合は、使い古したものやアロマ専用のものを用意すると良いでしょう。

マスクに染み込ませて香りを楽しむ

マスク

マスクの端にアロマオイル(精油)を1滴垂らすだけで、爽やかな香りが楽しめます。また、アロマオイルの種類によっては、のどの不快感をやわらげ、快適な呼吸をサポートしてくれます。マスクは鼻にも近く、香りを感じやすいので、とても効果的な使い方です。

特に、風邪のシーズンには、ユーカリペパーミントの精油を活用することで、のどのイガイガを鎮め、呼吸器系をサポートしてくれます。また、ティーツリーラベンダーなどの抗菌・抗ウイルス作用のあるオイルを選べば、インフルエンザやコロナ対策としても利用でき、安心して毎日を過ごすことができます。

染み込ませた精油が直接お肌にふれないように、染み込ませる場所に注意しましょう。唇は刺激に敏感ですし、お肌の弱い方は肌荒れの原因になるかもしれません。気になる方は、肌にふれないように小さなガーゼなどで当て布をしたり、マスクを二重にしたりすると良いでしょう。

お風呂に数滴垂らしてリラックス

アロマバス

お風呂にアロマオイル(精油)を数滴垂らすだけで、簡単にアロマバスを楽しむことができます。湯気とともに広がる香りが、心と体をほぐし、深いリラックスへと導いてくれます。

オイルはお湯にそのまま入れるのではなく、牛乳やはちみつに混ぜてから加えることで、よりお肌に優しく香りを楽しむことができます。岩塩などに混ぜて、バスソルトを作るのも良いですね。発汗を促し、デトックス効果も期待できます。

ラベンダーゼラニウムネロリなどは、リラックス効果が高く、またお肌にも良いアロマオイルです。お風呂時間を特別なひとときにしてくれるでしょう。

スイートオレンジなどの柑橘系の精油は、お肌にふれるとピリピリとした刺激を感じる場合があります。お肌の弱い方は使用を控えるか、使用量を減らしてお使いください。また、ペパーミントは体を冷やす効果が高いので、寒い季節の使用は控えたほうが良いでしょう。

洗面器を使ってフェイシャルスチーム

洗面台

洗面台や洗面器にお湯を張って、フェイシャルスチームを楽しむことができます。熱いお湯に3-4滴のアロマオイル(精油)を加え、蒸気を顔に当てるだけ。蒸気が逃げにくいように、頭の上からバスタオルをかぶるとより効果的です。毛穴を開き、毛穴の奥までたっぷりと精油の成分を浸透させましょう。お湯がぬるくなったときは、熱いお湯を差し湯すると効果的です。

どんなお肌にも使えるのはラベンダーゼラニウム、脂っぽいお肌にはジュニパーイランイラン、乾燥したお肌や老化肌にはサンダルウッドフランキンセンス、ニキビのケアにはティーツリーラベンダーがおすすめです。

マグカップやボウルを使ったスチーム吸入法

マグカップ

熱いお湯を入れたマグカップやボウルに1〜2滴のアロマオイルを垂らし、立ち上る香りを深呼吸しながら吸い込みます。この方法は、特に鼻づまりや喉の痛みの改善に役立ちます。たんが切りにくいときにも効果的です。風邪気味のときや、のどの乾燥が気になる冬場に行なうと、スッキリとした、気持ちの良い感覚を味わえます。

抗菌・抗ウイルス作用の高い、ユーカリティーツリーペパーミントなどがおすすめです。

お掃除や洗濯に活用する方法

雑巾とバケツ

アロマオイルは掃除や消臭にも活用できます。ぞうきんをすすぐ際の水にオイルを2-3滴落とすことで、ぞうきんを殺菌しつつ、心地よい香りを楽しむことができます。

また、洗濯のすすぎの際にアロマオイルを1-2滴加えると、洗濯物にほのかな香りが残り、心地よい仕上がりになります。ラベンダーレモングラスティーツリーなどのオイルは、抗菌や消臭効果が高く、おすすめです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
道具なしでもアロマオイルを楽しむ方法はたくさんあります。ぜひ、今日から手軽に試してみて、お気に入りの香りを見つけてください。アロマの心地よい香りで、あなたの生活がより豊かで快適なものになりますように!

著者プロフィール
元AEAJアロマテラピーインストラクター。エッセンシャルオイルの貿易実務に20年以上たずさわってきました。海外のアロマの文献などもチェックしています。

参考文献:
「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著 フレグランスジャーナル社
「精油の安全性ガイド(上巻、下巻)」ロバート・ティスランド著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー事典」パトリシア・デービス著 フレグランスジャーナル社
「エッセンシャルオイル総覧2007」三上杏平著 フレグランスジャーナル社
「アロマテラピー検定テキスト(1級、2級)」鳥居鎮夫監修 社団法人日本アロマ環境協会
「アロマテラピーの事典」林真一郎著 東京堂出版
「キャリアオイル事典」レン・プライス著 東京堂出版
「アロマテラピー図鑑」佐々木薫監修 主婦の友社
「女性によく効くアロマセラピー」鮫島浩二著 主婦の友社
「アロマテラピーの事典」篠原直子著 成美堂出版
「はじめてのアロマテラピー」佐々木薫監修 池田書店
「はじめる、楽しむ アロマテラピー」石原裕子監修 永岡書店
「アロマテラピーバイブル」塩屋紹子監修 成美堂出版

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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